日々発生し、壊されている3000~6000個とも言われるガン細胞。 身体のどの部分に発生するかわかりません。
そのために日頃から毛細血流の循環を常にスムーズにしなければなりません。 小さな目詰まりの積み重ねが、大きな疾患への要因となるのです。
また、リンパ節は交番とか警察署のようなものです。 パトロール隊が怪しいものを発見したり、事件に出会ったとき、そこから免疫細胞が出動して犯人を逮捕(無害化)したり、攻撃してからだの外に排出してしまうわけです。

第1のグループの好中球は微生物だけに対応し、食事のあとなどに大活躍します。 食べ物を噛むために歯肉は絶えず傷ついていますから、その傷から細菌が侵入しようとします。
好中球はその細菌たちを取り込み、分単位で処理してしまいます。 また、マクロファージは″大食い″というその名の通り、ほぼ無原則的になんでも食べて消化します。
たとえば、粒子状のもの、古くなった赤血球、細菌、ガン細胞などを自分がパンパンにふくれあがるまで食べ、1つのマクロファージは約100~1000個の細菌を取り込むことができるといわれています。 傷口などが化膿するとウミが出ますが、ウミの正体は傷口から侵入した細菌などを食べて戦死したマクロファージです。
つまり、マクロファージが闘った証拠があのウミなのです。 また、NK細胞は、殺し屋的性質を持った免疫細胞で、ガン細胞に直接攻撃を仕かけ、ガン細胞を食いちぎって死滅させる働きがあります。
健康な人であれば、つねに17億個のNK細胞があるといわれています。 NK細胞について、埼玉県立がんセンター研究所の興味あるデータがあります。
同研究所では、3500人以上を対象に、2年間にわたって定期的に血液検査をおこないました。 そして、血液中のNK細胞の活性度を世界ではじめて測定し、そのデータを平成9年9月の日本癌学会で発表したのです。
その発表によりますと、NK細胞の活性度が高い順に「高活性」「中活性」「低活性」の3つの群に分け、「低活性」群のガンの危険性を1.0に設定すると、「高活性」群の女性の相対危険度は0.502、男性は0.574でほぼ半減するという結果になったのです。 「中活性」群でも、女性0.659、男性0.718と7割弱の結果でした。
この結果は、男女とも、NK細胞の活性が高いほど、発ガンの危険が低い、つまりガンの予防効果があることを示しています。

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